「顎口腔機能診断施設」とは何?!
マルチブラケット装置での歯の移動だけでは咬み合わせの改善が難しい場合、外科手術を伴う矯正治療の方法があります。その際に保険適用で矯正治療をするための「資格」があることを示しています。
例えば…
重度の反対咬合(骨格性下顎前突)
顎の左右非対称(骨格性交叉咬合)
などの矯正治療が該当します。
外科手術を伴う矯正治療を保険適用で治療をするには…
術前矯正前、手術前と保定前(計3回)に『顎口腔機能検査』が必須となります。
顎口腔機能検査用の専用機器による検査を含めた精密検査後、矯正治療診断を実施することが保険適用の条件の一つになります。
勿論、必要な条件をクリアして県知事による指定自立支援医療機関の認可と厚生労働省厚生局の2度の認可も必要になります。また、常勤の歯科衛生士や看護師が在籍していることも必須条件です。
【治療のスケジュール】
術前矯正(2~3年)
↓
連携病院(口腔外科・形成外科)にて手術(入院あり)
↓
術後矯正(1~2年)
↓
保定(3年以上)
より質の高い生活を手に入れるために
正直申しますと保険適用に該当する方は、それほど多くはありません。
しかも保険適用のためにクリニック環境を整えるのは、手間もお金もかかります。
それでも導入に踏み切ったのは、一人でも多くの方に、矯正治療をすることで、
より質の高い生活を手に入れることが出来ると確信しているからです。
もし「該当するかも…」と思うのであれば、まずは気軽にご相談ください。
ハート矯正歯科クリニック
院長 服部 由紀子